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STAI(Form X) 状態・特性不安検査
不安の2因子,「状態不安」と「特性不安」を測定する尺度です.
原版著者 :C. D. Spielberger
日本版作成:水口公信 下仲順子 中里克治
実施時間 :10分 整理時間:2分
適用範囲 :中学生以上
質問項目 :40項目
【概要】
状態不安
(特定の場面で一過性に感じられる不安)と
特性不安
(状況要因に影響されず長期的に感じている不安)を測定できます.
状態不安と特性不安の得点の相関係数は低く,各々が
不安障害の異なる側面
を測定できていると言えます.
質問項目は状態・特性不安,各20項目の計40項目,
4段階
のうちで最も当てはまるものを選ぶ自己評価尺度です.
陽性項目と陰性項目(得点が逆転する項目)が
ランダムに配列
されています.結果を予測して回答するのは困難です.
男性571名,女性663名によって
日本標準化
され,信頼性と妥当性について十分に検討されています.
世界40カ国語に翻訳され,心理学,精神医学,内科,心療内科,外科など3000を超す文献があります.不安障害は
様々な病気・症状
と関連しているので,その他の臨床現場においても幅広く活用されています.
【特長】
記入方法と必要な事項を回答用紙にまとめてあり,患者さんが診察の順番を待つ間に記入していただけます.
回答用紙には配点に関する情報が無いので,被検者が結果を気にせず
ありのままを回答
することが期待できます.
被検者が回答用紙の両面に記入した回答が,自動的に
1枚の記録用紙に転記
されます.実施者は回答用紙と記録用紙の接着をはがして,記録用紙上で採点を行います.
記録用紙には配点に関してわかりやすく示してあります.陽性項目・陰性項目の
採点も確実
に行えます.
付属の
使用手引(2012年改訂)
には,臨床面でSTAIを利用した資料を多数収録しています.
(喘息・アトピー性皮膚炎・炎症性腸疾患・摂食障害・めまい・突発性難聴・帯状疱疹・歯科治療など)