- 原版著者 :W. W. K. Zung
- 日本版作成:福田一彦 小林重雄
- 実施時間 :10分 整理時間:2分
- 質問項目 :20項目
【概要】
- 項目数が少ないので,うつ病のように何をするのも億劫に感じる患者にも有用です.自己評価の可能な全ての方に実施できます.
- 回答はないかたまに,ときどき,かなりのあいだ,ほとんどいつもの4件法です.無難な中間の応答ができないようになっています.
- 10項目ずつの陽性項目と陰性項目(得点が逆転する項目)がランダムに配列されています.結果を予測して回答するのは困難です.
- 日本標準化が行われているので,信頼できるデータが得られます.一般成人だけでなく,青年期の者や高齢者に対しても有用であるという研究結果が得られています.
- 正常,神経症,うつ病の3群の平均値は危険率1%以下で有意差があり,妥当性が高いテストと言えます.
(ここでの「自己評価」とは、自己回答・自己記入の意味で,
採点や結果の判断は
検査者が行います.)
※SDSは株式会社三京房の登録商標です.