児童が楽しみながら取り組める非言語性の知能検査です.
- 考案・著作:大脇義一
- 適用範囲 :精神年齢1歳10ヵ月~6歳
- 問題は最大で29,使用図版は最大で23枚.
【概要】
- 赤,白,青,黄の4色に塗り分けられた立方体のブロックを用いた検査です.被検者が興味をもってテストを受けるので,測定不能になってしまう可能性が低いです.
- 知的障害児のために開発された検査でしたが,低い精神年齢に適した作業式テストであり,児童の知能検査としても使用できます.
- 非言語性の検査なので,言語未発達の児童や言葉で答えるのを嫌がる児童でも検査が可能です.
- 他の知能検査と比較して短い時間で実施できるため,児童に負担がかかりません.問題は徐々に難易度が上がるので,できなくなった時点で検査を終了することができます.
- このテストが最後まで全て成功した場合には,次に続けてコース立方体組み合わせテストを使用できます.
【セット内容】 ①模様図版(23枚) ②記録用紙(100枚)
③テストの仕方図解 ④立方体ブロック(18個)
⑤使用手引 ⑥敷物(フェルト)
⑦衝立 ⑧ビニールバッグ
【特長】
- 記録用紙に問題図版が示してあるので,記入を間違えたりすることなくスムーズに検査が実施できます.用紙上ですぐに知能指数が算出できます.
- 記録用紙裏面は観察記録表になっています.神経心理学分野での観察記録用としても使用できます.
- テストの仕方図解には図版とブロックの呈示の仕方がまとめてあります。
- 予備も含めて6色立方体6個と各色3個ずつの同色立方体計12個がセットされています.耐久性があり,繰り返し使っていただけます.