MMPIの60以上の尺度を一括して採点処理できるコンピュータプログラムです.
【概要】
- 本プログラムは,MMPI新日本版の多くの尺度のうち臨床的に有用な60以上の尺度,さらにプロフィールコードや各指標,危機項目を一括して算出できる機能を備えたWindows専用のコンピュータプログラムです.
【セット内容】 ①プログラムディスク(1枚)
②使用マニュアル(1冊)
③タイプB質問票(5部)
④C型回答用紙(50部)
⑤ドングル(1個)
*2016年4月1日より
プログラムディスク分売を開始.
詳細については弊社までお気軽にお問い合わせください.
【算出できる尺度・コード・指標】
- 基礎尺度 妥当性尺度+10の臨床尺度
- 下位尺度 D (抑うつ尺度) Hy (ヒステリー尺度)
Pd (精神病質的偏倚尺度) Pa (パラノイア尺度)
Sc (統合失調症尺度) Ma (軽躁性尺度) の各下位尺度
- 代表的追加尺度 特によく用いられる16の追加尺度
A(不安) R (抑圧) MAS (顕在性不安) Es (自我強度)
Lb (腰痛) Ca (頭頂葉・前頭葉損傷) Dy (依存性)
Do (支配性) Re (社会的責任) Pr (偏見)
St (社会的地位) Cn (統制) Mt (大学不適応)
MAC (マックアンドリュー・アルコール症)
O-H (敵意の過剰統制) As (アレキシサイミア)
- ウィギンス内容尺度 13尺度
- TSCクラスター尺度 7尺度
- インディアナ論理尺度 7尺度
- その他の尺度 E/Cy (皮肉癖)
Ho (クック・メドレー敵意) S+ (極端な猜疑心)
WA (作業態度) Pe (小児性愛)
Ts (自殺の徴候) PK (PTSD-Keane)
- プロフィールコード Welsh code Hathaway code
- 各指標 IR(内面化比率) GI(ゴールドバーグ指数) 他
- 危機項目 Grayson危機項目
Koss and Butcher危機項目 Lachar and Wrobel危機項目
【回答・キーボード入力】
- 被検者用のC型回答用紙は383項目用と550項目用が両面に印刷された用紙で,キーボード入力に適しています.
- キーボード入力は入力ミスをおこさないように設計されています.30項目ごとにページが切り替わり,全550項目を5分程度で入力できます.
- データはCSV(comma-separated values)形式で保存されます.氏名・性別・年齢・学歴・職業など必要な情報に加えて,その他の事柄も自由に記録できます.
【採点処理】
- 入力したデータに基づき,性別(男・女),年齢(18歳以下・19歳以上)などを自動的に判断,適切な採点処理を行います.
- 18歳以下は標準化集団基準または中高生基準(13~18歳の中高生1436名から得られた暫定的基準)のどちらに基づいて採点処理するかを選択できます.
【結果の表示・印刷】
- 基礎尺度・代表的追加尺度・ウィギンス内容尺度についてはTスコアとともにプロフィールが表示されます.
- 下位尺度・TSCクラスター尺度・インディアナ論理尺度・その他の尺度はTスコアが表示され,その値がかなり高いまたはかなり低い場合,矢印が表示されます.
Tスコアが70~79:↑ Tスコアが31~40:↓
Tスコアが80~89:↑↑ Tスコアが ~30:↓↓
Tスコアが90~79:↑↑↑
- 危機項目は採点キー側に回答された項目を全て表示,標準化集団または中高生集団の採点キー側回答率も合わせて表示されます.
- 印刷の際は全体印刷と各尺度ごとの印刷を選択できます.危機項目の場合は全危機項目の印刷に加えて,Grayson危機項目のみの印刷も可能です.
- プログラム上において,各採点結果を参照しながらレポートを作成・印刷することができます.