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MAS 顕在性不安尺度
全般的な不安の程度を調べるスクリーニングテストです.
原版著者 :J. A. Taylor
日本版作成:阿部満洲 高石昇
実施時間 :10-15分 整理時間:2-5分
適用範囲 :16歳以上
質問項目 :65項目
【概要】
身体的不安・精神的不安を含めた
各種不安の総合的な程度
を測定でき,不安のスクリーニングテストして用いられます.
MMPIから選出された不安尺度50項目に,妥当性尺度15項目を加えた65項目で構成されています.
妥当性尺度
があるので結果の信頼性を検討できます.
陽性項目,陰性項目(得点が逆転する項目),妥当性項目が
ランダムに配列
されています.結果を予測して回答するのは困難です.
日本標準化
が行われていて,大学生と成人の基準値(男女別,それぞれ5段階)が得られています.
精神医学では神経症,統合失調症,心身症に伴う不安の客観的な測定,またそれに対する
心理療法の効果
の測定において広く用いられています
不安障害は
様々な病気・症状
と関連しているので,その他の臨床現場においても幅広く活用されています.
【特長】
記入方法と必要な事項を回答用紙にまとめてあり,患者さんが診察の順番を待つ間に記入していただけます.
被検者が回答用紙の両面に記入した回答が,自動的に
記録用紙に転記
されます.実施者は回答用紙と記録用紙の接着をはがして,記録用紙上で採点を行います.
記録用紙には配点に関して2色でわかりやすく示してあります.
採点も確実
に行え,記録用紙にある重症度評価段階基準に基づいて重症度がすぐに算出できます.
記録用紙には配点に関してわかりやすく示してあります.不安傾向とその信頼性・妥当性を
正確に評価
できます.
付属の
使用手引(2013年改訂
)には,臨床面でMASを利用した資料を多数収録しています.
(呼吸器疾患・糖尿病・心臓リハビリテーション・神経疾患・慢性疼痛・耳鳴・めまい・舌痛症・顎関節症など)