• 著　者　　：荒井 由美子
• ZBI原著者 ：Steven H. Zarit　Judy M. Zarit

　【ZBI】

1. ZBIの概要や作成の背景につきましては使用手引をご覧ください．

　【J-ZBIの概要】

1. J-ZBIはZBIの日本語版で，原著のZBIと同じく22項目で構成されています．
2. J-ZBI_8は因子分析の結果に基づき荒井由美子先生が選択した８項目からなる短縮版で，Personal Strain(５項目)とRole Strain(３項目)の２つの因子で構成されています．
3. J-ZBI，J-ZBI_8いずれも信頼性，妥当性について確認されています．
4. 家族介護者における抑うつ症状に関するカットオフポイント（閾値）が設定されています．
5. 家族介護者による不適切処遇に関して，J-ZBI_8得点から予測できる研究結果も得られています．

【特長】

1. 回答用紙には配点に関する情報が無いので，被検者は結果を気にせずありのままを回答することが期待できます．
2. 回答用紙の両面でそれぞれJ-ZBIとJ-ZBI_8に回答できます。回答用紙と記録用紙が１組になっており，両検査の回答が１枚の記録用紙に転記されます．
3. 記録用紙には，配点やPersonal Strain・Role Strainに該当する項目をわかりやすく示しており，合計得点を正確に採点できます．
4. 使用手引には，使用法や採点法，使用上の注意点，筆者による最新の研究結果がまとめられています．

【J-ZBIやJ-ZBI_8実施に関する注意】
どの尺度を利用する場合でも同じですが，研究においてJ-ZBIやJ-ZBI_8を使用する場合，
　①　正しい目的での使用
　②　適切な事前許諾
　③　論文，学会発表などにおける正しい名称の使用
　④　論文，学会発表などにおける適切な文献等の引用
などが求められます．詳しくは，使用手引に記載されている留意事項をご一読の上，適切な尺度の使用にご協力くださいますようお願い申し上げます。