トップページ
>>
心理検査一覧
>>
性格検査・症状評価
>>
SCAS スペンス児童用不安尺度
DSM-Ⅳ-TRに基づいて作成された子どもの不安症を6つの下位尺度で評価できる検査です
原版著者 :Susan H. Spence
日本版作成:石川 信一
実施時間 :5~10分 整理時間:2分
適用範囲 :小3~中3
質問項目 :38項目
【概要】
SCASは子どもの不安症を測定する目的で開発された自己記入式の質問紙です。
子どもの不安症
は,児童の心理的問題の中で最もよく見られるものとされていて,6~12ヵ月の有病率は10%前後もあると考えられています。
DSM-Ⅳ-TR
に基づいて作成されており,不安障害全体の程度に加えて,
分離不安障害
,
社交不安障害
,
強迫性障害
,
パニック障害
,
全般性不安障害
,
外傷恐怖 (限局性恐怖症)
の
6つの下位尺度
を備えています。
回答は「いつもそうだ」から「ぜんぜんない」までの
4段階評価
です.質問項目は児童にもわかるように平易であり,難しい漢字には振り仮名をつけてあります
標準化
が行われ,小学3年生から中学3年生を対象に使用できることが確認されています。使用手引に最新のデータを収載しています。
【特長】
回答用紙には配点に関する情報が無いので,児童が結果を気にせず
ありのままを回答
することが期待できます.
児童が回答用紙に記入した回答は,自動的に
記録用紙に転記
されます.実施者は回答用紙と記録用紙の接着をはがして,記録用紙上で採点を行います.
記録用紙には6つの下位尺度とその配点が
色分け
して示されているので,総得点と各下位尺度の得点を間違えることなく
確実に採点
できます.
石川信一先生に
使用手引
をご執筆いただきました.子どもの不安症,日本語版SCASの作成,最新の研究結果をまとめていただきました.